会社を設立して法人口座を開設するときは銀行により口座開設までの違いがあります。また法人口座を開設するときの必要書類も、銀行により違いがあります。どこの銀行でも必須なのが履歴事項全部証明書や法人番号関係書類、法人の印鑑登録証明書と法人の実印です。逆に開設しようとする銀行で必要とするものが変わる場合もあります。それは企業のパンフレットや許認可、登録と届出などの事業内容を示すものです。他にも代表者印の押印がある株主名簿か出資者名簿のいずれかが必要になります。そして法人設立届出書や青色申告承認請求書などが必要になる場合もあります。銀行はこれらの書類が揃ったら厳しく審査を行います。厳しい審査の理由で1番の目的は金融犯罪を防止するためです。
地方銀行の特徴はそれぞれの地域に根差した営業を行っていることです。営業店や顧客が現金の出し入れが可能な、自行のATMが沢山あるのも特徴です。法人が地方銀行を利用して得られるメリットは保証協会付の融資が受けやすいことです。この融資制度は各地方にある信用保証協会の保証が、付いているので主に中小企業が融資を受ける場合利用します。資金調達が容易になることも特徴で、融資が無担保や無保証人でも受けられます。ただ注意点として資本金が低すぎる法人の場合は法人口座の開設が難しい場合もあります。理由は本来事業を運営していく上で、必要な金額を準備するのが資本金の意味合いです。そのため低すぎる資本金は事業継続の意思がないとみなされるからです。